東岡崎居酒屋のとんかつの唄

投稿者: | 2015年2月6日

皆さん、こんにちは!

『東岡崎 居酒屋明月』の藤原です!

 

 

僕がこの40年ほど愛している食べ物があるんですよ。

 

しゅうじマニアの皆さんはすでにご存じですけど、

 

 

「とんかつ」

 

 

というか、カツレツ。

 

だって、チキンカツも好きだし。

 

 

牛カツだって好きなんだもん!

 

 

そんなわけで、最近というか、去年の春ごろから「第一次かつ煮ブーム」が来てるんですよ!

 

 

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実はずっとノーマークだったんですよ!

 

だって、カツ丼の上の部分でしょ?

 

何で分けた?

 

どうして別々?

 

何が違うの?

 

 

でもね、気まぐれで食べてみたわけ!

 

そうしたら見事ストライク!

 

どハマり!

 

牛丼と牛皿の違いがわかる人ならこの美味しさが分るんですよ!

 

白いご飯を活かし、カツの旨味を・・・

 

あ、ここで熱く語ると長くなっちゃうんで、

 

っていうか、この件に関しては来年出版される自著『丼と関ヶ原とジャパニーズ・クール』の中で詳しく語っているので、今回は割愛させていただきます!

 

ん?

 

割愛?

かつ愛?

 

 

ぷっ!

 

 

 

で、昨日も実は食べたんですよ、かつ煮。

 

でもね、僕が愛してやまないカツを更に愛するようになった事件があるんですよ。

 

っていうか、その事件によってカツという十字架を人生に背負んですよ。

 

事件というか、夢。

 

 

高校生の頃見た、

 

昼寝の最中に見た、

 

夢なんですよ。。。

 

 

*+☆+*――*+☆+*――*+☆+*

 

戦中なのか戦後だったのか分らないけど、とにかく焼け野原に僕は立っていたんですよ。

 

同じように周りには呆然としている人もいて、僕だけが不自然に今どき(平成4年頃)の格好で立ってたわけです。

 

途方に暮れていく中で、小さな子供たちが僕を面白がって笑っている。

 

でもその子たちは身寄りがない子供達ばかりで、行く当てのない僕はその子たちと身を寄せ合うように、倒壊寸前の空き家で生活を始めました。

 

誰も淋しいとか口にはしないんですけど、とにかくお腹が空いている。

 

その夜、身寄りのない子供達6人くらいが車座になって、今まで食べたものの中で一番美味しかったものを発表し始めました。

 

小学生くらいの子供達ばかりなので、たいていは甘いお菓子の話ばかりで、一番最後に発表が回ってきた僕はカツ丼の話をしました。

 

まだ誰も食べたことがなかったようで、僕がどんなものか話して行くうちにみんな生唾飲んだり、身を乗り出したり、お腹を鳴らしたり。

 

話し終ると申し合わせたみたいに食べたいと絶叫。

 

僕は子供たちに提案しました。

 

「明日からみんなして街中で鉄くずを集めよう!それを僕がお金に変えて来るから、みんなでお腹一杯カツ丼を食べよう!」

 

子供たちは大喜びしました。

 

早く明日になれ!そんな風に叫ぶ子もいました。

 

でもそこで、僕は目を覚ましてしまいました。

 

*+☆+*――*+☆+*――*+☆+*

 

 

目が覚めて、代わり映えしない自分の部屋の天井を見つめながら涙が出ちゃいましたよ!

 

何としてもあの子たちにカツ丼を食べさせてやりたかった。

 

それから僕はとんかつという十字架を背負ったわけですよ!

 

今でもとんかつを食べるたびに、あの子たちを思い出すんです。

 

あの子たちは生き延びてとんかつを食べただろうかって思うわけですよ!

 

そして僕自身もとんかつを食べることで、彼らと繋がっているわけです!

 

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ってなわけで、本日も優しさで張り切っているわけですよ!

(o^-‘)b

イェイ!

 

 

あ、そういえば明月の今ある建物で前に営業されてたのはとんかつ屋さんでしたね!

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